14th Dec. 2012


都内もじょ邸にて









何故アンパンであるか。
これには、簡明かつ論理的、
そして得心のいく理由があって



  1. 現在の症状(*)には、ブドウ糖が有効である
  2. 治療としては血糖値をあげる為の注射を行う
  3. 餡には豊富なブドウ糖と植物性タンパク質が含まれる。また、パンはお腹にやさしい

(*)数日前にお腹を壊してから元気がない




「だからねえ、アンパンを食べさせなさい。半分が、それよりもうちょっと」
電話口の向こうで、くぼた先生が言った。

「歳とるとねえ、体力の回復が遅くなることあるよ。今連れて来てもブドウ糖の注射するから。 胃から摂っても同じ事。だったらおいしいの食べさせてあげてごらん、元気になるから」

受け止め方は、大きく分かれる所であろう。
教育ママゴンは淵のとんがったメガネ持ち上げて言うだろう。
「んまぁ、うちのアンドレイちゃんに…アンパン!アンパン食べさせておけば治るだなんて…、信じられませんわ!」


くぼた先生は獣医だけれど、もし学校の先生だったら、ワイシャツのボタンが外れていたり、 煙草と絵の具の匂いがしたりするな、きっと。

そんな人間味のある先生、僕らは大好き。







「ア、アンパン、アンパン……(ここ2日食べ続けている)」





いただき…





ますっ!





ものすごい美味しいみたいだ。
そして元気になった。

よかったね、もじょ。






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